三十三間堂(天台宗)
施設概要 | 正式名は蓮華王院で、その本堂が「三十三間堂」と通称されます。これは東面して南北にのびるお堂内陣の柱間が33もあるという建築的な特徴によります。「三十三」という数は観音菩薩の変化身三十三身にもとづく数を表しています。「日は永し、三十三間堂長し」と、あの夏目漱石も感嘆の声を挙げた本堂の中には1001体の千手観音立像と28体の護法神像、風神・雷神像、千手観音坐像が安置され、本堂と併せすべて国宝。平安後期、約30年の間、院政を行った後白河上皇が、自身の職住兼備の「法住寺殿・ほうじゅうじどの」と呼ぶ院御所内に、当時権勢を誇った平清盛の資財協力によって創建したものでした。 ところが、そのお堂は建長元年(1249)市中からの火災により焼失し、鎌倉期・文永3年(1266)に再建されたのが現存のものです。朱塗りの外装で、堂内は花や雲文様の極彩色で飾られたといい、今もわずかにその名残を停めています。地上16メートル、奥行き22メートル、南北120メートルの長大なお堂は、和様、入母屋造り本瓦葺きで、手前からはるか彼方へ一点透視的に漸減する眺めは胸のすく壮快さです。毎年1月中旬には恒例の弓引き初めの行事の「通し矢」と、やなぎの枝で参拝者に法水をかけて無病息災を祈る「楊枝のお加持」が行われる。殊に成人女子の晴着にたすき掛けの競射は、正月の風物詩となっている。 |
所在地 | 〒605-0941 京都府京都市東山区三十三間堂廻り町657 |
電話番号 | 075-561-0467 |
休業日 | ✿年中無休 |
営業時間 | 【4月~11/15】08:30~17:00 【11/16~3月】09:00~16:00 (受付は30分前まで) |
正式名称 | 蓮華王院 三十三間堂 (本坊:妙法院門跡) |
山号 | 妙法院所属の仏堂につき山号はなし |
院号 | 蓮華王院 |
宗派 | 天台宗 |
寺格 | 妙法院飛地境内 |
本尊 | 千手観音 |
創建 | 1165年(長寛2) |
開基 | 後白河上皇 |
札所等 | 洛陽三十三所観音霊場第17番 |
文化財 | 本堂(国宝) 千手観音坐像(国宝) 木造風神・雷神像(国宝) 木造二十八部衆立像(国宝) 南大門(国・重要文化財) 太閤塀(国・重要文化財) 木造千手観音立像(1,001躯)(国・重要文化財) |
地図 | |
一般料金 | ✿個人 一般 600円 高校中学 400円 子供 300円 ✿団体料金(25名以上) 大人 550円 高校中学 350円 小学生 250円 ※ただし、楊柳のお加持(1月15日に近い日曜日)、春桃会(3月3日)は無料 |
手帳割引 | ✿ご本人と介助者の方1名は、拝観料が半額割引。 |
サイトURL | http://sanjusangendo.jp/ https://kyoto-universal.jp/universals/detail.php?lid=7 |
バリアフリー | 障害者用駐車場(2台) 車椅子参拝可 多目的トイレ 境内遊歩道あり |
その他 | ✿駐車場:無料(50台) ✿交通アクセス ・市バス「博物館三十三間堂前」停下車すぐ ・京阪電車「七条駅」下車徒歩約5分 ・JR「京都駅」下車徒歩約15分 |
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